「コラム」カテゴリーアーカイブ

<コラム>SDGs てなんだろう? Masters 顧問 島田 仁

<コラム>SDGs てなんだろう?

Masters 顧問 島田 仁

 このところ我々の月例会でもこの話題が出ますので、JICAでこの研修を受けて参りましたので報告します。
内容は、とてもこの紙面では記述できない文字数ですので、ごくごくかいつまんだ説明でしかありませんことを最初にお詫び申し上げます。

2015年9月25日国連総会で採択したMDGs(途上国対応)から変更を加えてSustainable Development Goals
持続可能な開発目標として、政府も経団連も関心を持っている行動計画です。
我が国の対応 日本政府はSDGs推進本部/円卓会議(事務局 内閣官房)
2015年 平和と成長のための学びの戦略
2016年 女性の活躍推進のための開発戦略
2019年 拡大版SDGsアクションプラン
2019年 SDGs実施指針改定予定
経団連
2017年 企業行動憲章 第7版発行
2019年 Society 5.0(超スマート社会)for SDGs
内容は、17の目標、169のターゲット、230の指標となっています。
その為、ここでは紙面の都合上目標のみを掲げることとします。

1.貧困をなくす あらゆる場所や形の貧困を終わらせる。
2.飢餓をゼロに 飢餓を終わらせ、栄養を改善し、持続可能な農業を推進する。
3.すべての人に健康と福祉を あらゆる年齢の全ての人の健康な生活を確保し、福祉を推進する。
4.質の高い教育をみんなに 全ての人への衡平な質の高い教育と生涯学習の機会を提供する。
5.ジェンダーの平等を実現しよう 世界中で女性と少女が力をつけ、ジェンダーの平等を実現する。
6.安全な水とトイレを世界中に 全ての人に持続可能な水の使用と衛生設備(トイレ、下水道など)を保証する。
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 全ての人が、安くて安定的に発電してくれる、持続可能なエネルギー
(太陽光、風力などの再生可能エネルギー)が使えるようにする。
8.働きがいも 経済成長も  みんなが参加できる持続可能な経済成長を促進し、全ての人が職を持ち、働きがいのある人間らしい仕事ができるようにする。
9.農業と技術革新の基盤を作ろう。 災害に強いインフラをつくり、みんなが参加できる持続可能な産業化を進め、
新しい技術を生み出しやすくする。
10.人や国の不平等をなくそう 国内及び国家間の格差と不平等を減少させる。
11.住み続けられるまちづくりを まちや人びとが住んでいるところを、誰もが受け入れられ、安全で、災害に強く、持続可能な場所にする。
12.つくる責任 使う責任  生産と消費のパターンを持続可能なものにすることを促進する。
13.気象変動に具体的な対策を 気象変動とその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
14.海の豊かさを守ろう 海と海洋資源を守り、持続可能な利用を促進する。
15.陸の豊かさも守ろう 陸の生態系を保護し、持続可能な利用を促進し、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地の劣化、生物多様性の喪失を止める。
16.平和と公正をすべての人に 平和的で、誰一人のけ者にされない社会と、すべての人が法律に基づいた手続きをとれるようにする。あらゆるレベルで効率的で説明責任ある能力の高い行政を実現する。
17.パートナーシップで目標を達成しよう 目標達成のために必要な行動を強化し、持続可能な開発に向けて世界の国々が協力する。

以上

参考文献:「基本解説 そうだったのか。SDGs」SDGs市民社会ネットワーク
JICA-NGO提言型研修プログラム SDGsとは何か 近畿大学 新田和宏

<コラム>  日本酒のうんちく 白鶴酒造㈱大阪支社 町田 利博

<コラム>  日本酒のうんちく                   

白鶴酒造㈱大阪支社  町田 利博

 朝夕の気温が下がり日本酒が恋しい季節に入り、日頃は日本酒を飲み慣れない私の友人や仕事で知り合った方たちからも、日本酒を飲みに行くお誘いを受ける機会が増えました。その際、秋冬の旬の季節料理も美味しくいただける店がいいというリクエストを必ず受けます。
 そこでふと疑問がわきます。何故この季節になると日本酒が恋しくなるのでしょうか?日本酒の旬はいつなのか?旬の料理と一緒に味わいたいと思うのは何故なのか?同じことを友人から質問を受けます。答えは単純明快に「今、美味しく感じるから」ということなのでしょうが、それには他の酒類にはない日本酒ならではの魅力があるからに違いありません。これからこのコラムで何回かに分けてその謎を紐解きたいと思いますが、「論より証拠」、今回は身近な料理で体験できる方法でご説明します。
 日本酒が本当に美味しく感じられるのは秋冬で間違いなさそうです。これは酒蔵で日本酒を搾ってから出荷するまでに起こる“熟成”が深く関係するのですが、今回は秋冬によく登場する料理との相性に着目して説明します。
 秋冬の料理の特長は、魚でいえば「旨みの強さ」「脂の多さ」です。産卵期の関係で春夏が旬の魚もありますが、寒ブリ、寒サバ、戻り鰹、秋刀魚、鮭、鱈など秋冬の方が食卓を賑わします。しかし、これらの旨みを蓄えた魚は死後、旨み成分の一つであるトリメチルアミンオキサイドという物質が細菌によって分解され、トリメチルアミンという「魚の生臭さ」、不快臭の原因物質になってしまいます。
 このトリメチルアミンはアルカリ性であるため、酸性である日本酒と口のなかで混ざることで中和され生臭みがぐっと軽減されます。また、アルコールが蒸発する際にトリメチルアミンが同時に揮発され「魚の生臭さ」を飛ばします。ビールやワインにも同様の効果はありますが、アルコール度数の高さで日本酒の方が優位です。更に熱燗にするとアルコールの蒸発が進むのでより効果的です。また、日本酒と他の酒類との大きな違いは、お酒の旨み成分の一つであるグルタミン酸の量です。米由来のアミノ酸が豊富な日本酒は他の酒類と比べてグルタミン酸の量が桁違いに多いのが特長です。このグルタミン酸は魚の最たる旨み成分であるイノシン酸と好相性で、この2つが出会うと瞬時に結合し旨みを増幅させます。鍋料理を作る際に魚の削り節やアラと混布や野菜で出汁をとるのは、魚のイノシン酸と混布や旬野菜のグルタミン酸が混ざると旨みが増すことを、舌が経験的に知っているからなのです。
 更に旬の魚の脂の多さも日本酒を美味しいと感じさせる大きな要因です。脂の美味さは「甘み」「コク」です。日本酒にはグルタミン酸の他コハク酸という旨み成分が多く含まれています。コハク酸は「まろやかさ」「ほんのりした甘さ」を感じさせ、温度が高いほどその効果は高まりますので、口のなかで料理と日本酒がまろやかに感じられコクが余韻となって広がるのです。
 ここまで書くと日本酒だけが万能なのか?という声も聞こえてきそうですが、ご家庭で試せる方法を紹介しますのでぜひ体験してください。
 はじめに、脂がのったブリやサバをしゃぶしゃぶで楽しんでください。日本酒の他、ビールやワイン、焼酎と一緒に味わってみてください。魚の生臭みが消え、旨みを最も感じるのは日本酒だと気づかれるはずです。次に鍋の出汁を飲んだ後に先程と同様にいろいろなお酒を試してみてください。もう一度、出汁と日本酒をおかわりされるはずです。熱燗なら尚更です。最後に出汁割りを楽しんでください。「上撰白鶴」のように甘みを感じる中口でクセがないお酒がベストです。熱々の出汁と熱燗を1:1で割って飲むと唸り声を上げるはずです。辛口の日本酒をお好みの場合は、出汁2:日本酒1の割合が程よい加減です。フグひれ酒のようなスカッとした味わいを感じます。
 これらのことは、寄せ鍋やおでん鍋と同じ原理で、鶏や豚肉のグルタミン酸、魚のイノシン酸、貝類のコハク酸が鍋のなかで混ざり旨みを増幅し合っているのです。日本酒を秋冬の旬の料理に合わせたくなるのは「口のなかが寄せ鍋状態」と同じになることを舌が憶えているからなのです。特に熱燗は効果的なので、日本酒も旬を迎えたように意識させるのだと考えます。勿論、ビールやウィンでも美味しくいただけますが、ビールの苦みやワインのリンゴ酸は味わいをシャープにし、料理の旨みを洗い流す作用に働きます。折角の旨みを洗い流すのは勿体ないと思いませんか?

 さて時事ネタを一つ、業界内で最も旬な日本酒をこっそりご紹介します。まずはそのお米のストーリーから。
 兵庫県三木市吉川町は全域が酒米の王者「山田錦」の最高の産地、つまり「特A地区」であります。山田錦は大正12年(1923年)に山田穂を母品種、短棹渡船を父品種として人工交配され、品種比較試験の結果、最も優れた米として選抜したものです。交配から13年後の昭和11年(1936年)に「山田錦」と命名されました。以来80年以上経過しましたが、今なお山田錦を超えたといえる米は現われていません。これ程長期にわたり王座に君臨する農作物の品種は極めて稀です。品種改良の常道は、優良品種と別の優良品種を掛け合わせて更に優良な子品種を得ることですが、残念ながら山田錦が優秀過ぎて、自分を超える子品種が生まれませんでした。
 そこで白鶴は原点に戻り、山田錦の兄弟品種のなかから兄を超える品種を探そうと考えました。平成7年(1995年)に70年ぶりに両親品種である母の「山田穂」と父の「渡船」を交配させました。それは阪神大震災の年の秋でした。最初に生まれた800株から数年間、比較選抜を繰り返し17系統を選択。吉川町の田圃の一角を借りて社員が田植えから稲刈りまでの作業を行いました。そして、ようやく山田錦に勝るとも劣らない最高の1株を見つけ、平成19年(2007年)に品種登録しました。「白鶴が自信をもって山田錦に引けを取らない兄弟米を届けたい」という想いを込めて白鶴錦と命名。交配から実に12年が経過、神戸は震災からようやく復興を果たし、震災前の活況を取り戻していました。
 もう一つの有名産地である兵庫県多可郡多可町の東安田地区は、白鶴錦と山田錦の母品種の「山田穂(ぼ)」が発見されたと言われている地域です。吉川で生まれた白鶴錦が酒米として本格的に栽培されるようになったのがここ多可町です。母の山田穂(ぼ)は良い酒米でしたが、背が高く茎が太く稲刈が大変でした。そこで背の低い短棹渡船と交配して長男の山田錦が生まれたのです。
 白鶴錦の籾と父の渡船を見比べると、渡船には長い髭のような突起物があるのがわかります。これは「ボウ」と呼ばれるものですが、長男の山田錦に受け継がれず、白鶴錦には遺伝しています。ボウは野生の米の特徴ですが、収穫や種籾を取るときに不便なので品種改良の過程で選別され、栽培品種でボウを持つものはほとんどなく現代米でも同様です。もし皆さまが田圃でボウのある稲穂を発見したら、それは白鶴錦か父の渡船かもしれませんね。
 この白鶴錦は当初から他の蔵元様にも使っていただくことを念頭に開発しましたが、今では全国各地の銘醸蔵で高く評価されご使用いただいています。以下は白鶴錦を使用された話題の銘柄です。  ■十四代 純米吟醸 白鶴錦 ■東洋美人 純米大吟醸 白鶴錦 ■東一 純米吟醸 白鶴錦 ■作 純米大吟醸 白鶴錦 ■雨後の月 純米大吟醸 白鶴錦 ■くどき上手 純米大吟醸 白鶴錦 ■梅錦山川流 純米吟醸 白鶴錦 ■白鶴 純米大吟醸 白鶴錦 ■白鶴 天空 純米大吟醸 白鶴錦   これらの商品は流通量が少ないため、めぐり合えば幸運といえますが、白鶴酒造では特別に「灘の生一本 白鶴錦」を季節・数量限定で発売いたします。協同組合Masters様を通じてご案内差し上げますのでこの機会にぜひご賞味ください。

<コラム>天安門事件30年――日中それぞれの国柄を考える契機に(※7月の続き)

<コラム>天安門事件30年――日中それぞれの国柄を考える契機に(※7月の続き)

From 施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学

王氏の分類を私なりに解釈すれば次のように言えるでしょう。
広大な大陸国家である中国は、伝統的に民族の移動が激しく、様々な王朝が頻繁に入れ替わってきた。「文化」も入れ替わり、継続性に乏しく、共有もされにくい。中国では、文化を育むはずの村落などの地域共同体(中間共同体)もあまり発達しなかった。国民相互の連帯意識や愛国心の育成も困難だった。そのため、秩序を作るためには強大な政治権力に頼るしかない。中国では伝統的に強権的な中央集権国家しかほぼ作られてこなかったのはそのためである。
他方、島国である我が国は、人の移動があまりなく基本的に定住型の社会を作ってきた。地域社会の形成も進んだ。そのため、常識や慣習、慣行などの「文化」が継承されやすい。国民相互の連帯意識や愛国心も比較的育みやすい。強大な政治権力頼らずとも、人々の常識や慣行、規範意識、連帯意識によって秩序形成は比較的容易である。
実のところ、日本で自由民主主義のような穏健な政治が可能なのは、日本が「文化社会」だからであろう。
天安門事件から30年が経過しましたが、「権力社会」としての中国の特質はあまり変わっていないようです。
だが国家による管理の手法は、非常に進化したように見えます。最近、英語圏の論説で「デジタル権威主義」とい
う言葉をよく目にします。「デジタル権威主義」とは、国家がIT(情報技術)やAI(人工知能)などの科学技術を駆使して国民生活を隅々まで監視し、管理する体制を築き上げていくことを指します。
最近、中国は電子マネーを急速に普及させ、キャッシュレス社会の実現を進めているが、これは金の流れを記録し、国家管理を強めるためでもあります。国民の信用度を数値化した「信用スコア」の政府による利用も進んでいると聞きます。新しい形の権威主義国家体制の構築が進んでいるとみることができるでしょう。
では、我が日本はどうでしょうか。日本は、自由民主主義を今後も続けることができるのでしょうか。現在のままだと、私は少々悲観的です。
天安門事件があったのはちょうど平成元年ですが、そのころから日本は、徐々に構造改革を進め、「グローバル化」(多国籍企業中心主義化)を目指してきました。
その結果、国民生活は疲弊し、多くの地方は廃れ、少子化や東京一極集中も進んでいます。
今年からは、人手不足を補い、多文化共生を進めるなどの名目で外国人単純労働者の受け入れも始まりました。
グローバル化を目指すこうした構造改革が今後も進めば、日本社会も徐々に「文化社会」から「権力社会」へと移行せざるを得ないのではないでしょうか。
日本でも「文化」の共有の条件は崩れ、秩序を作り出すのが非常に難しくなります。 「文化」の共有のないバラバラの個人の間に秩序を作り出すためには、中国のように管理国家化を進めざるを得なくなります。日本でも最近、中国に倣ってか、「信用スコア」という言葉をときおり目にします。日本も、テクノロジーを使った外見上ソフトな管理国家化に進んでいくのではないでしょうか。「グローバル化」を進めるとすれば、そうでもしないと安定した秩序は作れませんからね。
いやですよね、こういう流れは。私は、日本は「文化社会」であり続けてほしいと思います。
天安門事件30年を、日本や中国の社会的特質の相違、今後の日本社会のあり方について改めて考えてみるきっかけにするべきではないかと思います。

<コラム>天安門事件30年――日中それぞれの国柄を考える契機に 施 光恒(せ・てるひさ)

<コラム>天安門事件30年――日中それぞれの国柄を考える契機に

From 施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学

天安門事件は1989年6月4日のことですので、今月はちょうと30年目に当たります。
天安門事件以降、中国は、経済発展は著しいものの、民主化への動きはほとんどみられません。今後はどうでしょうか。私は、やはり民主化は難しいのではないかと思います。
中国民主化運動のシンボルと言われ、天安門事件以後、米国に逃れた天文物理学者の方励之氏は、事件から5年後の1994年に『朝日新聞』とのインタビューで、「民主化運動の現状は?」と問われ、中国の民主化への展望について次のように語っていました。「高まっているとは言い難い。だが、それは人々が改革を望んでいないことは意味しない。それを表明できないことが問題だ。このためまず言論・報道の自由が必要だ。それが保障されれば、民主化への道を歩み始めたといえると思う。民主化のシンボルである中身のある複数政党制が、これに続くべきだと思う」(「中国民主化、まず言論・報道の自由を 天安門事件5周年で方励之氏に聞く」『朝日新聞』1994年5月4日付朝刊)
方励之氏は、このように言論・報道の自由が保障され、その後、複数政党制に移行するという民主化への道筋を思い描いていたようですが、どちらもまったくその兆しがみえません。
私は、もうだいぶ以前ですが、ある中国人の男子留学生と中国の民主化について話した時のことが記憶に残っています。その学生も、中国の民主化は困難だろうという見方でした。理由の一つは、中国には複数政党制はなじまないから、ということでした。 彼はだいたい次のようなことを述べました。
「広大な国土を持つ中国は、民族も言葉も宗教も本来的には多様である。国民相互の連帯意識や相互扶助意識も薄いと言わざるを得ない。そのため、国全体でほぼ均一の支持を得ることができる全国政党の成立は難しい。国政選挙を実施すれば、各地域で勝利する政党が大きく異なり、その結果、国が分裂し、混乱状態に陥る危険性がある。
中国人としては、国の分裂や混乱はやはり避けたい」。
私は、さらに問いました。「では、各地域の自治を認め、連邦制を採用したらどうだろうか?」その留学生の見解は次のようなものでした。 「連邦制も望ましくない。連邦制を採用すれば、例えば米国などの外国勢力がいずれかの地域に干渉し、親米勢力の浸透を図り、やはり中国をバラバラにしようと策略をめぐらしてくる可能性があるから」。
留学生とのこのやりとりが記憶に残っているのは、中国の民主化の難しさが端的に表れているからです。
国土が広大で、民族や宗教の構成も本来的には非常に多様な中国は、国全体をまとめ、安定した秩序を作っていくのが非常に難しいのです。「自由民主主義」という穏健な政治制度では、なかなか統治しきれないのでしょう。
これに関して、法文化論や刑法学などがご専門の一橋大学教授の王雲海氏の著書『「権力社会」中国と「文化社会」日本』(集英社新書、2006年)はとても興味深い観点を提示しています。
王氏は、日本と中国の社会を比較して、日本を「文化社会」、中国を「権力社会」と称しています。
王氏によれば、中国の社会を作り上げているのは根本的には政治権力です。
「中国社会の原点は国家権力にほかならず、国家権力こそが中国社会における至上的なもの(原理・力・領域)である」。 他方、日本の場合は、社会を作り上げているのは「文化」だと王氏は述べます。ここで「文化」とは、いわゆる常識、慣習、慣行、人々の伝統的道徳意識といったものを指します。王氏は次のように書いています。「社会の原点が何かという点から見ると、日本社会の原点は文化であって、文化こそが日本社会における第一次的なもの(原理・力・領域)である。いいかえれば、日本社会においては、社会現象をもっとも多く決定し、個々の国民の行動や生活にもっとも大きな影響及ぼすのは、権力でもなければ法律でもなく、むしろ、それら以外の「非権力的で非法律的」な常識、慣習、慣行などの、公式化されていない、民間に存在している文化的なものである」

・・・・・・・続く

日本酒のうんちく  白鶴酒造㈱大阪支社  町田 利博

<コラム>  日本酒のうんちく  白鶴酒造㈱大阪支社  町田 利博
 日本酒はその呼び名からわかるように、日本民族に固有な、長い歴史と伝統を持つ優れたお酒です。
また、日本酒は「清酒」とも呼びます。その語源は日本酒の生い立ちに由来し、酒税法上の分類に「清酒」と定義しています。「清い」という言葉は日本文化のポイントであり、「清い酒」という名称が千年以上も昔から今日まで使用されている事実は、日本酒は文化として受け継がれ発展してきたことを示しています。
日本酒は単なるアルコール飲料ではなく、フランスワイン、スコッチウイスキー、ドイツビールに匹敵する日本の文化的財産といえます。<コラム>をお読みいただいた皆さまの日本酒に対する関心が高まり、飲用機会が増えれば幸いです。

1.日本酒のトレンドについて
・高齢者を中心とするヘビーユーザーの飲酒量低下、若年層を中心とする低関与層の拡大により、マイナス成長続く。
・しかし、付加価値が高い比較的高額な商品の売上は増加。海外輸出が好調であるほか、インバウンド消費が日本人の低関与層を刺激し、国内消費にも明るい話題。
・2018年国内市場規模・・・約331,000百万円。 酒類全体の約1割占め、ビール類を除き、市場規模は乙類焼酎に次いで2番、輸入ワインの約2倍、梅酒の約10倍以上占める。
・製法別では、「普通酒」「本醸造」は減少傾向である一方で、「純米大吟醸」「大吟醸」「純米吟醸」 「吟醸」「純米」は増加。

2.日本酒の歴史  ~口噛み酒から清酒と呼ばれるまで~   ※奈良時代以前の説は推測です
【口噛み酒】穀類など澱粉質食糧での酒造り
・縄文後期・・・穀類を噛み唾液と混ぜることで澱粉質が糖化。野生の酵母が混入し醗酵。
東アジア一帯・東南アジア・南太平洋・中南米などで用いられていた製法とされる。縄文前期~中期にかけて国内の遺跡から山葡萄などで果実酒を造っていたと推測できるものが出土されており、後期には食糧である穀類の片栗・ユリの根・アワ・ヒエで酒を造っていたと考えられている。更に国内でも米の水田耕作が行われていたことも確認されており、「米」を原料にした酒があった可能性あり。
-国内での文献の初見は奈良時代初期。「大隈国風土記」「古事記」。
-明治時代まで沖縄で祭事用の酒に用いられる(うるち米使用)。酒名を「噛ミシ」といい、 「醸し」の語源との説も。
【米と米麹の酒】日本酒の原形(独自技術)
・弥生時代・・・三世紀「魏志倭人伝」 、邪馬台国で葬送の習俗として広く普及。「米麹」の使用は推測であるが、「米」の調理方法として炊飯ではなく蒸米(強飯)を行っていたので、「米麹」を使った酒があったとの説。
-「米麹」の使用については、奈良時代「播磨国風土記」に文献上の初見。
-カビが生えた米・・・「加無太知」「加牟多知」(噛む+カビ立ち)といい、「麹」の語源説に。
【清酒の登場】
・飛鳥後期・・・遺跡(木簡)に「須弥酒(すみさけ)」。「須弥」は濁った酒の上澄みを絹で濾すこと。奈良時代に「澄み」へ。
・奈良時代・・・平城京跡出土の木簡と文献「奉写経初解」に「清酒」の文字。
・平安時代・・・現在の宮内省にあたる役所の一部「造酒司(さけのつかさ)」で清酒製造を行う。
-律令「延喜式」に15種類の仕込法・配合表・酒造時期・酒造用具・原料米の使用高の記述。そのなかの「六そう(艘の舟なしの字)」の記述は大量の酒を漉し清酒を造っていた証し。
-計76人の官人(役職)と(大和・河内・摂津の酒造集団185戸)が従事。
◎江戸時代に鴻池の酒蔵で丁稚が腹いせに炭素を投入して「清酒」が誕生したという話は、庶民の読み物「喜遊笑覧」に登場する作り話。 日本酒は「清い酒」として昇華し、「文化」として継承され「産業」として発展を遂げましたが、それを支えたのは先人たちの弛まない努力による技術革新でした。次月のコラムでは、清酒製造の技術について掘り下げながら、今日の発展に大きく貢献した「灘の酒」「宮水」もご紹介しますが、最後に、今も賛否の論争がある「醸造アルコールの添加」は江戸時代に確立された技術であることに触れて締めくくります。

3.日本酒の歴史  ~技術の変遷  江戸時代~
・発酵末期の「もろみ」に醸造アルコールを添加し、「本醸造」や「普通酒」を造る技術。俗に「アル添」といわれる。
・江戸時代前期、「寒造り」を伊丹流が確立したことで、池田、伊丹が一大産地に発展。伊丹で酒質改善を目的として、試行錯誤の末、「もろみ」に「焼酎」を添加。辛口酒として絶賛され、灘地方にその技術が受け継がれ、世界最大の消費地とされる江戸において隆盛を極める。
・品質が長持ちししっかりとした味わいは「風味しゃんとして足強く」と評され、アル添を「柱を立てる」と呼ぶ。

以上

一人の天才よりみんなの時代  協同組合Masters 会長 濱出健一

<コラム>  一人の天才よりみんなの時代  協同組合Masters 会長 濱出健一

一人の天才より、みんなの時代が始まったと思います。
 グーグルは、みんなの意見を反映させることによって、最適なサイトをすばやく検索できるようにした。 科学の分野も、科学者たちが協力し合って、みんなの意見で研究されるようになった。 現代では、1人の万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチより、みんなの意見の時代なのである。・・・・・
 恵まれない環境の出身でも、人脈を広げていって成功をつかむ人がいる一方で、頭がよく、お金持ちでいながら、人付き合いが下手なせいでうまくいかない人もいる。
 人間は一人では成功できない。IQがいくら高くても、“誰に何を言うかを理解し、どのタイミングで言うか、そして、どのように言えば最大の効果があるか” がわかっていなければ、高いIQは浪費されてしまう
 ある時、友人に、大手の幹部を紹介してくれるように頼んだ。 しかし、友人は断った。 友人は「できません。というのは、私も、その大手の幹部に将来何か頼みごとをするかもしれないので、今ここで、幹部に借りをつくりたくないんです。自分自身が借りをつくれる余地を残しておかないと・・・」
 えっ? 紹介を断る? 私だったら、紹介すると思うけどな。 紹介を頼まれるほどの大物の知り合いがいないから、何とも言えないけど。 私が人脈をどんどん広げて成功していく人だったから、友人は邪魔したかったのかもしれない。 だけど、人の足を引っ張ろうとすると、結局自分の足を引っ張ることになる。

 嫉妬心が起こりかけたら、すぐに「彼とその富に祝福あれ」と、その人のために喜んであげなさい。 あなたは人の幸運を祝福してください。これはとりもなおさず、自分にその幸運を引き寄せていることになるのです。 日本のことわざに「人を呪わば穴2つ」というのがありますが、これはまさに、潜在意識の法則をよく言い表しています。人の不幸を願うと、自分にも不幸を引き寄せてしまうのです。
友人は、人脈という資産にはパイのように限りがあり、一切れ食べてしまえば、自分の取り分がそれだけ少なくなると思っていたのだ。だがそうではない。
 人と人とのつながりは筋肉と同じで、使えば使うほど強くなっていくのだ。
 お金とか、物質的な資産は、あげればなくなってしまうものだけど、愛とか人脈といった心から出てくる資産は、与えれば与えるほど、増えていくみたいですね。
 与えたいと願う私の心は海さながらに限りなく、私の愛は海のごとくにも深い。あなたに差しあげれば、差しあげるほど、私の胸の愛は増す。どちらも尽きることを知らないのだから。
 愛は、お金や品物とは根本的に性質がちがっていて、相手に与えれば与えるほど、自分の愛はなくなるどころか、逆にますます大きく、深くなるのだ。・・・・

『一生の財産は人脈力』
◎共感と熱意が人と人をつなぐ。
◎真の勝者になるには、ありのままの自分をさらけ出すことだ。
◎あなたの魅力は、あなたらしさの中にある。
◎成功している人の働き方、話し方、生き方を注意して見る。
◎臆することなく年長者に質問したり助けを求めたりできるようになれ。
◎気負わずに誰とでも話すことができると成功者になれる。
◎人との出会いはすべて助け合いのチャンスだ。
◎成功するには人と協力することが大切。
◎人と人とのつながりは筋肉と同じ、使えば使うほど強くなる。

人間は得意なことや好きなことをやった方が、何倍も、何十倍も力を発揮できる。そして不思議なことに、得意なことが伸びていくと、苦手なことがだんだん減っていく。
私自身、自分が熱中できることにだけ集中できるよう優先順位を変えた結果、人生が大きく変化した。 情熱に従って大好きなことを見つけてほしい。本当に満足するには、すごい仕事だと信じることをするしか方法がない。
そして、すごい仕事をするには、自分がすることを大好きになるしか方法がない。そうすればお金はついてくる。みんな信じないけど、でも本当のこと。大好きなことを追及し、自分の使命を果たす。どこに行きたいのかは心が知っている・・・・・

『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』 (参照)

何か日本の報道機関っておかしくないですか?  協同組合Masters 会長 濱出健一

<コラム>何か日本の報道機関っておかしくないですか? 協同組合Masters 会長 濱出健一
また、古い話になりますが皆さんはどう思われますか?
連合軍最高司令官によるプレスコードについては、その細目がアメリカ国立公文書館分室に保存されていました。
以下がその30項目であります。

1. SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
2. 極東国際軍事裁判批判
3. GHQが日本国憲法を起草したことの言及と成立での役割の批判 《修正:2018年4月26日、江藤氏原訳
「GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判」 を英文原文に従い修正。修正根拠は記載のアメリカ
国立公文書館の典拠文書の記述に拠る。(細谷清)》
4. 検閲制度への言及
5. アメリカ合衆国への批判
6. ロシア(ソ連邦)への批判
7. 英国への批判
8. 朝鮮人への批判
9. 中国への批判
10. その他の連合国への批判
11. 連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
12. 満州における日本人取り扱いについての批判
13. 連合国の戦前の政策に対する批判
14. 第三次世界大戦への言及
15. 冷戦に関する言及
16. 戦争擁護の宣伝
17. 神国日本の宣伝
18. 軍国主義の宣伝
19. ナショナリズムの宣伝
20. 大東亜共栄圏の宣伝
21. その他の宣伝
22. 戦争犯罪人の正当化および擁護
23. 占領軍兵士と日本女性との交渉
24. 闇市の状況
25. 占領軍軍隊に対する批判
26. 飢餓の誇張
27. 暴力と不穏の行動の煽動
28. 虚偽の報道
29. GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
30. 解禁されていない報道の公表

 「サンフランシスコ平和条約の発効をもって失効している。」とされていますが、
  現在もなお基本が生きているように思いませんか。

   一般国民にとっては報道されていることが真実のように思ってしまうでしょう?
            出来る限り真実を伝えて行ける報道機関になって欲しいものですね。
                                我々も真実を見抜く力を養わなければなりません。

平成から新元号へ/Masters 会長 濱出健一

<コラム>平成から新元号へ/Masters 会長 濱出健一

 2016年天皇陛下が生前退位のご意向を表明されました。退位日を2019年3月31日とし、翌4月1日に皇太子様が新天皇に即位され、その日に新しい元号を施行することで政府は最終決定いたしました。
 昭和64年1月7日、当時の小渕恵三官房長官が“平成”と記された書紙を掲げた記者会見から30年と3ヶ月で“平成”という時代が幕を閉じ、新しい元号へと移行されます。インターネット上でも「次の元号は安久!!」というデマがツイッターで出回るなど次の新しい元号が何になるのか話題になっています。

 元号は漢の武帝の時代に中国で生まれ、朝鮮そして日本へ渡ってきた年の数え方です。元号は王や君主などの時代の権力者が定めていました。その時代に名称をつけるということは「土地や空間だけでなく時間も支配する」という意味を持ち、権力の象徴の一つになっていました。日本で最初の元号は、歴史の教科書で必ず習う「大化の改新」で有名な「大化」です。それから現在の平成まで1300年以上に渡って元号が使い続けられています(始まりの中国ではもう使われていません)。ちなみに「平成」まででトータル247の元号が使われています。

 天皇御一代につき一つの元号とされたのは明治以降であり、それまでは同じ天皇の在位中に改元されることは珍しいことではありませんでした。大地震や大火、飢餓の発生、疫病が流行した際に改元が行われてきました。改元には権力の象徴ではなく、厄災を振り切り新たな時代を切り拓くという願いが込められるほど、日本では元号を大切にしてきた歴史があるのです。

 「平成」という元号が選ばれるにあたって決められていたルールは6つ、①国民の理想としてふさわしい意味を持つ、②漢字二字、③書きやすい、④読みやすい、⑤外国を含め過去に元号やおくり名として使われていない、⑥俗用されていない、ということでした。他にも、書類上やパソコンの普及による、M(明治)、T(大正)、S(昭和)という各元号のアルファベットとかぶらないようにも考慮されています。
 「平成」には、国内外、天地とも平和が達成されるという意味が込められているそうです。平和ボケがささやかれる日本ではありますが、近頃の自然災害や隣国との緊張関係など平和が脅かされることが少しずつ増えてきているようにも感じます。新しい元号が、新しい風を日本へもたらしてくれることを期待したいです。
 

行動経済学/Masters 会長 濱出健一

<コラム>行動経済学/Masters 会長 濱出健一
    2017.10.9 2017年のノーベル経済学賞を行動経済学に貢献した米シカゴ大のリチャード・セイラー教授に授与すると発表しました。
受賞理由は行動経済学の分野での研究です。人々が悪い意思決定を下してしまう理由に関しての画期的な研究が評価されることとなりました。
 行動経済学とは、従来の経済学では示すことができなかった社会現象や経済行動を人間の行動を観察することで説明しようとする新たな経済学です。従来、人は合理的かつ功利的な判断で動くと考えられていましたが、人間は感情で動く生き物のため、自己の経済利益を最大化させるために行動できる人間は存在しません。
そこで、人間の非合理的な行動について、心理学的な見地も念頭に置きつつ理論的に説明する試みが行われるようになりました。これが、行動経済学です。

行動経済学では、非合理的な行動をとるのは一定の法則があると定義されており、その法則を研究する経済学のことで、2002年に心理学者のダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を受賞して以来、注目されるようになりました。

 行動経済学の核といわれているのが「プロスペクト理論」と呼ばれるものです。
プロスペクト理論は、人は利益を得る場面では「確実に手に入れる」ことを優先し、反対に損失を被る場面では「最大限に回避する」ことを優先する傾向があるという心理状態を表した理論です。ギャンブルに例えると、始めは倍率が低くても勝てる確率の高い勝負をします。ここでは倍率が小さくても、「確実に勝ちたい」という心理が働いているからです。
しかし、徐々に負けが込み始めた場合、今度は倍率の小さい勝てる勝負をするのではなく、少しでも早く負けた分を取り返すように倍率の高い勝負に出ようとする心理が働きます。
実際、人は獲得の喜びよりも損失の痛みの方が2~4倍大きく感じるといわれており、「失う恐怖」を何よりも避けたいと考えているのです。

 この「失う恐怖」が近年の政治、政府、大企業の中に蔓延して新しいことが出来ない、一歩踏み出すことよりリスク回避のことばかりを考えすぎているのではないでしょうか。

 前述した行動経済学はあくまでも、一例に過ぎません。他にも、「アンカリング効果」や「フレーミング効果」など、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

  行動経済学は、より「人間的 」な学問といえます。
さらに、日々研究や実験も進んでおりまだまだ発展を遂げそうです。現在、行動経済学はマーケティングや商品企画といった様々な分野で活用されており、行動経済学の心理的効果を学ぶことで、より早く相手の狙いを見つけ出すことができるようになるかもしれません。

経済評論家 / 経世論研究所所長 三橋貴明 (月間三橋 より転載) 会長 濱出健一

<コラム>経済評論家 / 経世論研究所所長 三橋貴明 (月間三橋 より転載) 会長 濱出健一

“日本は、世界の覇権国になる力がある”

経済評論家、三橋貴明は、公表されたデータや事実に基づいた主張でさまざまな「デタラメ」を暴いてきたことで知られる。韓国企業が躍進している中「日本も韓国に見習え」という空気が強かった時代には、データに基づいて、本当は脆弱であった韓国経済の正体を暴いた。
 「国の借金」が莫大だ、借金1000兆円で日本がデフォルトすると言われてた頃には、政府の負債(「国の借金」という呼称は誤りです)が100%日本円建てである以上、親会社(日本政府)が子会社(日本銀行)に借金する、つまりは日本銀行に国債を買い取らせるだけで、負債の返済負担が事実上消える。現実には財政問題など存在せず、日本経済は世界で一二を争うほど、強く健全だという事を明かした。
もともと日本は昔から大国で、今でも世界の覇権を握れるポテンシャルはある。しかし、このような間違った情報や、マスコミの自虐史観などのせいで、本来のポテンシャルを発揮できず、日本が「衰退途上国」と化していっている。三橋貴明は、それを正すため10年以上も、さまざまな形で情報発信、言論活動を続けてきた。異能の国士であり経済評論家である。
 あなたは、「日本が中国の属国になる」と言われて、どんな印象を受けますか?
日本は今、様々な危機に瀕していると言われています。
・間違った経済政策によって、もう20年以上もデフレーションが続いています
・世界でも類を見ない少子高齢社会に突入し「成長は不可能」と悲観ムードが日本を覆っています
・年金制度は破綻したとされ、将来もらえる年金額は更に削られようとしています
・医療保険も破綻したとされ、国は私たち国民に更なる負担を強いようとしています
・労働者不足だからと低賃金の移民を受け入れた結果、日本人の給料も低くなりました
・インフラが老朽化し、地震、台風、噴火、津波といった自然災害に耐えきれなくなっています
このまま日本は衰退するだけと言われています。しかし、本当にそうなのでしょうか?日本はこのまま衰退するしかないのでしょうか?年金制度も医療保険も日本の財政も、全て破綻しているのでしょうか?
「そうではない」と三橋貴明は断言します。
日本はかつて、欧米列強の植民地支配からアジアを解放するほどの力をもった強国でした。激しい局地戦、本土への空襲、2発の原爆を落とされ、ボロボロになったにもかかわらず、必死で欧米に食らいつき、大東亜戦争に敗北した後も、わずか20年で世界第二位の経済大国にのし上がった大国でした。日本の底力はこんなものではありません。まだまだ経済成長する可能性が残されています。
超少子高齢社会は一見ハンデに思えますが、それすらもチャンスに変えることも可能だと三橋貴明は言います。全ての国民が豊かになる経世済民の国家は、十分、実現することができるのです。ただ、経世済民の国家を実現するためには、正しい経済の知識を世に広める必要があるのですが、従来のメディアには数々の問題があり、われわれ国民は、正しい知識を手に入れることができません。
「米中貿易戦争のカラクリ~99%の日本人が気づいていない新パラダイムへの大転換」
2018年3月、アメリカは輸入される鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す輸入制限を発動させた。その後、関税等のターゲットは中国に絞られ、中国も報復措置に出るなど、「米中貿易戦争」の様相を呈する情勢となった。
また、9月26日に出された日米共同声明には「日米両国は,第三国の非市場志向型の政策や慣行から日米両国の企業と労働者をより良く守るための協力を強化する。したがって我々は,WTO改革,電子商取引の議論を促進するとともに,知的財産の収奪,強制的技術移転,貿易歪曲的な産業補助金,国有企業によって創り出される歪曲化及び過剰生産を含む不公正な貿易慣行に対処するため,日米,また日米欧三極の協力を通じて,緊密に作業していく。」と、明らかに中国をターゲットとして、不均衡な貿易に対処していくとコミットしている。
ところが、安倍総理は10月に訪中し、習近平国家主席らと会談。この際、数百人もの日本の経済人を引き連れ、中国の企業と50を超える覚書を交わしたという。アメリカから見れば「米中貿易戦争」で日本は中国側につくと宣言したに等しい。
アメリカ国防総省が「一帯一路は中国の軍事戦略である」とまではっきり言っているなか、日本はどうなってしまうのか。    皆様はどう思われますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・