ジャワ島スメル山噴火で2,500人避難,集落に火砕流

インドネシア国家防災対策庁は12月5日、ジャワ島スメル山で4日に起きた大規模な噴火で、約2,500人が避難したと発表した。地元メディアによると、火砕流が19km超の地点に到達、集落の家屋や橋が降灰で覆われた。
スメル山は1年前の2021年も12月4日に噴火。火砕流が広範囲に広がり住民を襲い、50人超が死亡しており、被災者らには1年前の悪夢が繰り返される事態となった。火山地質災害対策局によると、今回の噴火で5日までに計18回の噴火や揺れを記録。当局は警戒レベルを最高の第4段階に引き上げた。