fujishima のすべての投稿

石破首相 半導体・AI分野に複数年度で10兆円超支援表明

石破首相は11月11日、2030年度に向け、半導体や人工知能(AI)分野に複数年度で10兆円以上の公的支援をする方針を明らかにした。11月にまとめる経済対策に盛り込む。2030年度までを見据えた新たな枠組み「AI・半導体産業基盤強化フレーム」を打ち出す。
また、「今後10年間で50兆円を超える官民投資を引き出すための新たな支援フレームを策定する」と表明した。補助金のほか、政府機関を通じた出資や民間の金融機関からの融資への債務保証を想定している。

公取委 KADOKAWAに勧告フリーランス保護へ下請法違反で

公正取引委員会は11月12日、ライターやカメラマンの原稿料などを不当に引き下げたのは下請法違反にあたるとして、出版大手のKADOKAWAなどに再発防止などを求める勧告を出した。11月からフリーランス保護法が施行されたことを機に、公取委は買い叩きに遭いやすい小規模事業者に対する大手事業者の対応について、監視を強めている。

家電量販ノジマ 112億円で「VAIO」買収 ブランド名変えず

家電量販大手のノジマ(本社:横浜市)は11月11日、パソコンメーカーの「VAIO」(本社:長野県安曇野市)を買収すると発表した。2025年1月末までに投資ファンド、日本産業パートナーズ(JIP)およびVAIO株式を保有するVJホールディングス3(本社:東京都千代田区)から発行済み株式の約93%を取得する。買収額は112億円。車名やブランド名は変更しない方針。独占販売契約は結ばない。

女子ゴルフ 竹田麗央が初の年間女王に 今季8勝飾る

女子ゴルフの竹田麗央(21)が11月10日、初の日本ツアー、年間女王に決まった。ポイントランキング2位の山下美夢有(23)が同日、終了した伊藤園レディスで4位に終わり、残り2試合で逆転される可能性がなくなり、決着した。
竹田は熊本県出身。元賞金女王の平瀬真由美を叔母に持つ。2022年11月にプロテストに合格。今季の竹田は初優勝を含む8勝を挙げ、大ブレーク。日米両ツアーを兼ねるTOTOジャパンクラシックも制し、来季の米ツアー出場権も獲得した。

競馬のエリザベス女王杯 スタニングローズV, G1 2勝目

競馬の第49回エリザベス女王杯(牝馬、2200m芝、G1、17党出走)は11月16日、京都競馬場で行われ、3番人気のスタニングローズ(クリスチャン・デムーロ騎乗)が2分11秒1で優勝、G1レース2勝目を飾った。1着賞金1億3,000万円を獲得した。このレース、C.デムーロ騎手は2勝目、高野友和調教師は初勝利。
スタニングローズは好位置でレースを進め脚をため、最後の直線で末脚を爆発させ一気に抜け出し、後続馬の追撃を許さなかった。2馬身差の2着に12番人気のラヴェル、3着に2番人気のホールネスが入った。1番人気に支持されていたレガレイラは直線伸びきれず、5着に終わった。

夜間中学 外国人通学増で日本語指導指針策定へ 文科省

文部科学省は来年度、外国人の通学車が増えている夜間中学での日本語指導のガイドライン(指針)を新たに策定する方針を固めた。効果的な日本語指導の方法を指針としてまとめ、外国人の生徒の日本語教育改善につなげたい考え。
義務教育を修了しなかった人らが通う夜間中学は、夜の時間帯に授業を行う中学校で、教員免許を持つ先生の指導する課程を修了すれば中学校の卒業資格が得られる。2024年4月時点で24都道府県に53校あり、政府は2027年度までにすべての府県、政令指定都市に設置する目標を掲げている。
生徒は、不登校などの事情で十分な教育が受けられなかった人らのほか、母国で義務教育を受けていない外国人らの割合が7割近くを占めている。

光量子計算機 年内稼働へ 国内初 室温で高速度 理研,NTTなど

理化学研究所とNTTなどのチームは、次世代の計算機「光量子コンピューター」を年内にも稼働させると発表した。国内では初めて。
量子コンピューターは、ミクロの世界に特有な物理法則「量子力学」を利用して計算を行う。日本では昨年、理研や富士通、大阪大学などが相次いで国産の量子コンピューターを稼働させている。ただ、いずれも計算を実現させる素子「量子ビット」に超伝導回路を使う方式で、極低温の冷凍機内で稼働させる必要があった。
今回の光量子コンピューターは室温で稼働可能で、消費電力を抑えることができ、「光」を使うため計算速度が速く、高度な計算処理ができるという。インターネットのクラウドを介して、共同研究を行う大学や研究機関の研究者が利用できるとしている。

訪問介護の24年1〜10月倒産72件で過去最多 小・零細業者

東京商工リサーチのまとめによると、訪問介護事業者の2024年1〜10月倒産は72件に上り、2023年の年間67件を上回り、過去最多を記録した。報酬改定に伴い、訪問介護の報酬が引き下げられたことも経営を圧迫し、倒産増つながった。2024年は80件を大幅に上回るペースとなっており、小規模事業者の淘汰が加速している。
1〜10月倒産72件のうち、資本金1,000万円未満が61件(構成比84.7%、前年同期48件)、従業員10人未満が68件(同94.4%、同41件)と小・零細規模の事業者が大半を占めている。

第2次石破内閣発足 30年ぶり少数与党 難しい舵取り必至

自民、公明両党の連立による第2次石破内閣が11月11日夜、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て発足した。自公両党は衆院で過半数を保持しておらず、石破首相は30年ぶりの少数与党内閣で厳しい政権運営を余儀なくされる。
石破首相は、今後の政権運営について「自公の連携を基盤としつつ、できるだけ多くの党の理解を得て謙虚に取り組んでいく」と述べた。そのうえで、外交・安全保障や治安・防災、日本の活力回復などを政権の優先課題として打ち出した。