天安門事件34年 中国当局は厳戒態勢で追悼活動を抑え込む

1989年、中国で民主化を求める学生らを軍が戦車を出動させて鎮圧した「天安門事件」から6月4日で34年を迎えた。香港における「国家安全維持法」に象徴されるように、言論統制を強める中国当局は追悼活動の抑え込みに躍起。天安門周辺は4日、厳戒態勢が敷かれた。
デモや追悼集会など突出した抗議活動があるわけでもないのに、治安維持を担う人民武装警察舞台(武警)の姿があった。大勢の警官が配置され、至るところで警察車両が待機する物々しさで、行き交う車や歩行者に目を光らせていた。香港でも取り締まりは厳しく、追悼のイベントは行われなかった。