<コラム>SDGs てなんだろう?
Masters 顧問 島田 仁
このところ我々の月例会でもこの話題が出ますので、JICAでこの研修を受けて参りましたので報告します。
内容は、とてもこの紙面では記述できない文字数ですので、ごくごくかいつまんだ説明でしかありませんことを最初にお詫び申し上げます。
2015年9月25日国連総会で採択したMDGs(途上国対応)から変更を加えてSustainable Development Goals
持続可能な開発目標として、政府も経団連も関心を持っている行動計画です。
我が国の対応 日本政府はSDGs推進本部/円卓会議(事務局 内閣官房)
2015年 平和と成長のための学びの戦略
2016年 女性の活躍推進のための開発戦略
2019年 拡大版SDGsアクションプラン
2019年 SDGs実施指針改定予定
経団連
2017年 企業行動憲章 第7版発行
2019年 Society 5.0(超スマート社会)for SDGs
内容は、17の目標、169のターゲット、230の指標となっています。
その為、ここでは紙面の都合上目標のみを掲げることとします。
1.貧困をなくす あらゆる場所や形の貧困を終わらせる。
2.飢餓をゼロに 飢餓を終わらせ、栄養を改善し、持続可能な農業を推進する。
3.すべての人に健康と福祉を あらゆる年齢の全ての人の健康な生活を確保し、福祉を推進する。
4.質の高い教育をみんなに 全ての人への衡平な質の高い教育と生涯学習の機会を提供する。
5.ジェンダーの平等を実現しよう 世界中で女性と少女が力をつけ、ジェンダーの平等を実現する。
6.安全な水とトイレを世界中に 全ての人に持続可能な水の使用と衛生設備(トイレ、下水道など)を保証する。
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 全ての人が、安くて安定的に発電してくれる、持続可能なエネルギー
(太陽光、風力などの再生可能エネルギー)が使えるようにする。
8.働きがいも 経済成長も みんなが参加できる持続可能な経済成長を促進し、全ての人が職を持ち、働きがいのある人間らしい仕事ができるようにする。
9.農業と技術革新の基盤を作ろう。 災害に強いインフラをつくり、みんなが参加できる持続可能な産業化を進め、
新しい技術を生み出しやすくする。
10.人や国の不平等をなくそう 国内及び国家間の格差と不平等を減少させる。
11.住み続けられるまちづくりを まちや人びとが住んでいるところを、誰もが受け入れられ、安全で、災害に強く、持続可能な場所にする。
12.つくる責任 使う責任 生産と消費のパターンを持続可能なものにすることを促進する。
13.気象変動に具体的な対策を 気象変動とその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
14.海の豊かさを守ろう 海と海洋資源を守り、持続可能な利用を促進する。
15.陸の豊かさも守ろう 陸の生態系を保護し、持続可能な利用を促進し、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地の劣化、生物多様性の喪失を止める。
16.平和と公正をすべての人に 平和的で、誰一人のけ者にされない社会と、すべての人が法律に基づいた手続きをとれるようにする。あらゆるレベルで効率的で説明責任ある能力の高い行政を実現する。
17.パートナーシップで目標を達成しよう 目標達成のために必要な行動を強化し、持続可能な開発に向けて世界の国々が協力する。
以上
参考文献:「基本解説 そうだったのか。SDGs」SDGs市民社会ネットワーク
JICA-NGO提言型研修プログラム SDGsとは何か 近畿大学 新田和宏