岸田首相 東シナ海に構造物設置の中国を批判

岸田首相は5月21日、中国が東シナ海の日中中間線の中国側海域で新たな構造物を設置し始めた動きを「認めることはできない。外交ルートを通じて強く抗議している」と批判した。排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界がいまだ確定していない状況で、一方的に開発を進めることは遺憾だとした。
日中両政府は2008年にガス田の共同開発で合意したが、2010年に交渉が中断している。岸田氏は「交渉再開に早期に応じるよう中国側に強く求めた」としている。