タイ 大麻の家庭栽培を解禁 医療用利用目的で

タイ政府は6月9日、医療などへの利用を目的とした大麻の家庭栽培を解禁した。ただ、娯楽での吸引は引き続き違法とする。向精神作用のあるテトラヒドロカンナビノール(THC)の含有量が0.2%以下の品種が対象で、栽培の許可申請は不要になる。
今回の措置に伴い、違法な栽培や所持などに関わった3,000人以上の受刑者を釈放することも決めた。同国政府はこれまで、大麻を医薬品や化粧品に使うことを認めるなど段階的に規制緩和を進めてきた。