5月有効求人倍率5カ月連続上昇 失業率は悪化

厚生労働省が7月1日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍と前月に比べて0.01ポイント上昇した。5カ月連続で前月を上回り、2020年4月以来およそ2年ぶりの高い水準が続いた。宿泊業・飲食サービス業や製造業で新規求人が活発だった。
一方、総務省が同日発表した5月の完全失業率は2.6%と前月比で0.1ポイント悪化した。2022年1月以来4カ月ぶりで悪化した。男女別にみると、男性は2.8%と横ばいだったのに対し、女性は2.4%と0.2ポイント上昇した。
就業者数(原数値)は6,730万人と前年同月比17万人増えた。正規の職員・従業員数が3,626万人と39万人増え、非正規は2,077万人と5万人増えた。