円下落 1ドル=151円台 32年ぶり円安水準に

外国為替市場で10月21日、円安・ドル高が進み、一時1ドル=151円台後半と、1990年7月以来32年ぶりの円安水準を更新した。日本時間の21日夜には一時、1ドル=151円90銭台まで下げた。記録的なインフレの抑え込みを最優先にさらなる利上げを用意している米FRB(連邦準備制度理事会)と、金融緩和政策堅持の日銀の、両国の中央銀行の金融政策の方向性の違いを意識した機関投資家の円売り・ドル買いが膨らんでいる。この基調に当面変わりはなく推移することになりそうだ。