21事業年度の相続申告漏れ 24.9%増の2,230億円

国税庁は12月16日、今年6月までの1年間(2021事業年度)の調査で、相続税の申告漏れが前年度に比べ24.9%増の2,230億円だったと発表した。調査は悪質なものや大口の事案が優先され、1件当りの申告漏れ課税額は3,530万円と過去10年で最高だった。
項目別の相続財産の金額は、現金・預貯金6兆6,846億円、土地6兆5,428億円、有価証券3兆2,204億円、家屋1兆133億円。いずれも過去10年間で最高となった。