三菱ケミカルG メディカゴ社から全事業撤退を発表

三菱ケミカルグループは2月3日、グループの田辺三菱製薬(本社:大阪市中央区)の連結子会社、Medicago Inc.(所在地:カナダ・ケベック市、以下、メディカゴ社)の全事業から撤退すると発表した。
メディカゴは、植物に新型コロナウイルスの遺伝子を組み込み、茎からワクチン成分を抽出する仕組みの製品を開発。カナダで承認を取得し、同国政府と供給契約も締結していたが、量産化技術の課題を解消できず、商用生産に移行できなかった。このため同事業から撤退、メディカゴは清算する。