22年経常黒字47%減の11.4兆円 円安・資源高響く

財務省が2月8日発表した2022年の国際収支統計(速報)によると、貿易や投資などの海外との取引状況を表す経常収支は、前年比47.0%減の11兆4,432億円の黒字にとどまった。減少額は10兆1,478億円と記録的で、比較可能な1986年以降では最大であり、黒字額も8年ぶりの低水準となった。円安や資源高でエネルギー関連の輸入額が膨らんだことが大きく響いた。