『原子力発電の代替エネルギーは何か』 第3回 協同組合Masters 会長 濱出健一

<コラム>『原子力発電の代替エネルギーは何か』 第3回 協同組合Masters 会長 濱出健一

代替エネルギーへの関心が高まっています。

現在研究・開発の進められているものを中心に、注目の次世代発電方法をNAVERのまとめやWikipediaなどを参考に調べてみました。どれも見た目が凄く未来的でカッコイイなー
洋上浮体風力発電
地形や建物による影響が少なく、陸上よりも安定した風力発電が可能な洋上に浮かべる風車。水深50~200m程度の深い場所にも設置できるため、世界第6位の排他的経済水域を持つ日本の地理的特性を有効利用できるとのこと。洋上にあることで騒音の問題も緩和できそうです。浮体内の水面を魚の養殖いけすとして使ったり、波力発電装置などと組み合わせることも考えられます。
さらに風のあるところまで自律航行する「セイリング型洋上風力発電」なるアイデアも。
これらの群れが海の上を走りまわってる姿を想像すると…カ、カッコイイ!
海洋エネルギーを使った発電
海からは主に「波力発電」、「潮力発電」、「温度差発電」によって電力が得られます。
波力発電とは、波の上下動を利用し、それによって生じる空気の流れによってタービンを回し発電する方法です。面積あたりのエネルギーは太陽光の20~30倍、風力の5倍とのこと。
潮力発電とは、潮の干満で海水が移動するエネルギーを電力に変える発電方式です。潮汐現象を利用しているので出力の正確な予測が可能です。ただし建設によって周辺の生態系バランスが崩れてしまう可能性があるので注意が必要です。
海洋温度差発電(OTEC)とは、海洋表層の温水と深海の冷水の温度差を利用して発電する方法です。天候に左右されず、年間を通じて安定した電力供給が可能です。
進化した風力発電
「スパイラルマグナス」は通常のプロペラの代りにフィンを付けたスパイラル円柱翼を持った風車。
進化した地熱発電
温岩体地熱発電」は、地中3km以下に井戸を掘って地上から高温の岩盤に水を注入し、蒸気や熱水を得て発電する方法。
地表近くに熱水資源がなくても発電が可能です。火山国日本のほぼ全土で開発可能性があるとのこと。
宇宙太陽光発電
衛星軌道上に設置した施設で太陽光発電を行い、その電力をマイクロ波またはレーザー光に変換して地上の受信局へ送り、地上で再び電力に変換するシステム。宇宙から送られてくるエネルギー。まだまだ、色々面白い発電方法が考えられています。次回も色々紹介いたします。早く実用化されて欲しいです。
Mastersはどんな発電方法を考えているのでしょうか? お楽しみ