日本の死亡者数11万超 協同組合Masters 濱出健一

<コラム> 日本の死亡者数11万超 協同組合Masters 濱出健一
この日本で、実は毎日平均で300人もの方が命を落としている。年間ではなんと、11万人を超える。そんな病気が日本列島を覆っている。そう聞いたら、どう感じるでしょうか。
新型コロナのことではありません。一般的な肺炎のことです。
厚生労働省の資料によりますと、65歳以上になると、肺炎での死亡率がとても高くなります。
【厚生労働省HP:死亡者数】 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html#
その他の年代では、この表の中に肺炎は出てきません。唯一、1~4歳の死因の第5位になっています。これは、ひとつの客観的事実(ファクト)です。65歳以上になると、肺胞の炎症を起こす肺炎という病気で、命を落とす方がこんなにも多いのですね。統計にしてしまうと単に数字になってしまいますが、もちろんそこには、それぞれの人々が歩まれた人生の物語があります。昨今、日々のニュースに触れる時も、大切にしたい視点だと思っています。
さて、古今東西、感染病は人類にとって大きな課題ではあります。が、療養して軽度で早々に回復するならば、さほどのことでもないでしょう。風邪もインフルエンザも特効薬はありませんが、多くは快気できます。問題は、 重篤化して、死に至るケースです。
上記の通り、肺炎の死亡者数は、日本で平均して毎日300人です。一ヶ月で9000人。二ヶ月で18000人。三ヶ月で、 27000人…。ちなみに新型コロナに関しては、4月1日現在の厚生労働省の公表で、これまでの死亡者57名ですね。
医療関係者の方々の、想像を絶する現場でのご尽力の賜物と思います。
いち日本国民として、感染拡大の防止など、自覚を持って取り組むべきことは当然ながら、個人としては、免疫力の向上が、とっても大切だと思います。
良質な睡眠、適度な運動、健康的な食生活を基本に、健康管理をしていきましょう。精神的には、日々起こるストレスをその日に解消していくことでしょう。
その簡単な方法としては、日々起こっている意識的であれ無意識であれ何千回もの選択を瞬時に選択し悩まないということだと思います。
日本列島集中豪雨河川の決壊、180か所もの土砂くずれ、このまれなる災害は、何を日本国民に示唆しているのでしょうか?