温暖化ガス 35年に19年比60%削減を IPCCが報告書

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は3月20日、現状の評価と必要な対策をまとめた第6次統合報告書を公表した。この中で、産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑える国際枠組み「パリ協定」の目標の達成には、温暖化ガス排出量を2035年に2019年比で60%削減する必要があると提示した。そのため、各国の従来の削減目標は「極めて不十分」と警鐘を鳴らしている。